少年サッカーのトレセン選考基準、「大人の事情で…」は本当か?

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少年サッカークラブの1年間は、団体競技として チームレベルに合わせた目標を掲(かか)げて運営されている。

市大会や県大会の上位入賞、全国大会出場、さらには 全国制覇!など、それぞれ目指すモノがある。

チームとして このような流れは自然だろうし、みんなで目標に立ち向かう意義は大きいと思う。

そして もう一つ、

サッカー親子は 密かにある別の目標を立てて練習していることが多い。

なぜ密かにかといえば、チーム監督によっては その活動があまり好きではないケースもあったり(日程が重なるなど)、それ自体がチームメイトとの競争であるためだ。

だから、そのことに関しては 一般的に控えめな言動が目立つ。

でも 内心みんな興味あるのが、

「サッカー トレセン制度」

小次郎がトレセンに選ばれたから言うわけじゃないけど、誰だってトレセンに興味があって当然だろう。

  • 全日本少年サッカー大会優勝は 団体戦の日本一
  • ナショナルトレセンは 個人戦の日本最高峰

団体戦は日本一を目指して堂々と頑張っているのに、個人戦ではコソコソと自主トレして 技術を磨かなければいけない環境というのは、いかにもおかしい。

だから、ドリルおじさんはもっと堂々とみんなで個人戦を楽しもうと伝えたい。

それでは本題に入る。

サッカートレセンというのは、選考しながら だんだんと人数を減らしていかなければいけない趣旨のもの。

年代別の日本代表までになると 20人しか残らない。つまりは、99%以上の子は「落ちる」ことになっている。

そんなシビアな…と思うかもしれないけれど、団体戦だって 全国制覇できるのは1チーム20人程度でしょ。

問題なのは ソコではない

みんなが頭を悩ますのは、タイトルにもあるように その「選考基準」なのだ。

団体戦はチーム対チームで戦い、必ずどちらかが勝つので 基準としてわかりやすい。ずっと勝ち続ければ全国制覇。まあ 納得するだろう。

ところが、個人戦であるトレセンは「限られた人間たち」の判断によって 決められるのだ。このことが 時として親の反感を買うことになる。

よくトレセン活動中の親同士で 話題に上るのが 次のようなもの。

  • トレセン選考は やる前から決まってるんだってよ
  • 市トレセンの選考基準って?コネとかはある?
  • 〇〇チームに所属してると有利なんでしょ?
  • ウチは県トレセン落ちたけど、なんであの子 受かってんの?
  • 声を出して一生懸命走らないと 落ちるらしいよ
  • 県トレとナショナルトレセンの選考基準の違いは?

言いたい放題だけど、、たしかに 明確な基準がないともいえるので、このようになってしまうのも ムリはない。

やはり親は我が子が可愛い、必死に情報をつかみたいもの。まるで中学・高校受験の親子を見ているようだ。

そこで、みんなが興味のあることだろうし、小次郎のトレセン経験も多少あるので、ドリルおじさんなりのトレセン選考基準について 書こうと思う。

なお ドリルおじさんはトレセン担当者と直接 話したわけではないので、確証があるものではないことを先にお断りしておく。

※ここでは「トレセン選考基準」に限定して書いていく。ナショナルトレセンについては下コラムも参考にしてほしい。

ナショナルトレセンに参加して。得るものはサッカースキルではなく…

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【目次】

  1. 受からなければいけない子は 必ず受かる
  2. 受かってもいい子が 定員オーバーになるから…
  3. トレセンの選考基準に 振り回されないために
◇少年サッカーのトレセン選考基準、「大人の事情で…」は本当か?◇

1.受からなければいけない子は 必ず受かる

このサブタイトルは やや回りくどい表現だけど、トレセンの選考スタッフは このような動機で 選考するに違いない。要するに、誰が見ても わかるものなのだ。

選考対象選手を50人集めても それが100人だったとしても、上手いものは上手い。けっして そのほか大勢のなかに埋もれない。そういう子が 集団に1割くらい いる。

だから、その子が「どこのチームだから」とか「背が小さいから」「積極的ではないから」などという そのほかの要素は問題ではないのだ。

このグループに属する子は、出自や境遇がどうあれ 受からなければならない。

それこそ サッカー経験のあるトレセンスタッフが、このグループの子を見落とすようだと 恥ずかしい。

よほどの理由がないかぎり、トレセンスタッフの好き嫌いなどで 選考から意図的に落とすことは無理である。

だからここに、

大人の事情が入り込む余地は まったくない

とドリルおじさんは思う。

◇少年サッカーのトレセン選考基準、「大人の事情で…」は本当か?◇

2.受かってもいい子が 定員オーバーになるから…

わかるような わからないようなサブタイトルだけど・・(^^ 、

「受かってもいい子が 定員オーバーになる」ケースが ほとんどだと思う。ドリルおじさんは小次郎のトレセンを何度も観たけれど、まさにそうだった。

どういうことかは、グループ分けしてみると よくわかる。

例)100人中 50人合格する選考

  1. 受からなければいけない子 10人
  2. ほぼ受かる子 20人
  3. 受かってもいい子 60人
  4. 受からない子 10人

上の例をみると「受かってもいい子」に合格ラインが かかっていることがわかるだろう。ここでは「受かってもいい子」のうち、20人が合格し40人が不合格となる。

このケースが じつに多い。ヒドイときには「ほぼ受かる子」がいなくて「受かってもいい子」が80人ということも。

ちなみに「受からない子」も「受からなければいけない子」と同様で、誰が見てもわかる。必ず落ちると。だから、

このグループから 無理やり 合格者を選ぶことも、トレセンスタッフからすると恥ずかしくて できない。よって、ココに大人の事情が入り込む余地もない。

さて、話を「受かってもいい子」に戻そう。

ドリルおじさんがトレセンを観てきた経験上、このグループは ほとんど技術に差のないことが多い。良くも悪くも 目立たないので、名前も覚えてない印象。

正直、ドリルおじさんがトレセンスタッフとして選抜する権利があっても、

正しく選べる自信はない。。

子どもというのは ひと月で大きく変化するし、複数回みていると その回ごとにプレーのムラがあるもの。

それらをどのように考慮しても、『 確実に A君よりB君のほうがいい 』とは言えない程度の 僅差(きんさ)なのだ。

逆の立場で考えてみるとわかるだろう。トレセンスタッフは 必ず50人選ばなければいけない。

自分では判断がつかない以上、多数決なり ほかのスタッフに任せるという姿勢になるのも 致し方ない。

言い方は悪いけれど、、あと20人 誰でもいいから選ばなければいけない

このような理由から

「受かってもいい子」グループには

大人の事情が入り込む余地はない

とは言えない

とドリルおじさんは思う。

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◇少年サッカーのトレセン選考基準、「大人の事情で…」は本当か?◇

3.トレセンの選考基準に 振り回されないために

「受かってもいい子」について考えてみると、少しトレセンの実情が見えてきたのではないだろうか。

人が人を選ぶ以上 やはり間違いはあるし、それでも選ばなければならない。少しは トレセンスタッフに同情する部分もあるだろう。

では、親子はどのような心構えでいれば 精神衛生上 いいのだろうか?

「受かってもいい子」グループから 抜け出そう

「受かってもいい子」グループに属してるかぎり、スタッフの顔色を伺ったり、チームでのおこないを良くしたり、余計なことに気を使わなければいけない。

まるで、内申点を必死に稼いでいる 推薦入試の受験者のよう。

『大人の事情に期待をかけないでほしい』と、ドリルおじさんは伝えたい。そうではなく「受からなければいけない子」を 純粋に目指すべきだと。

とくに まだ小学生なのだ。小手先のテクニックを使うのではなく、正々堂々やって負ける経験も とても大事だろう。

そういう心構えでチャレンジして トレセンを受けてみる。

そのときに「自分は受かってもいい子」グループに所属しているなと感じたら、もう今回は負けを潔く認めよう。そして、また次回 チャレンジすればいい。

上手い子は そのほか大勢のなかに埋もれない

誰がみても 光っている!

このコラムの話を 何人かにしたことがあるのだけれど、一つ疑問が出てくるらしい。それを最後の話として おしまいにする。

上のトレセンは「受からなければいけない子」だらけに?

「受からなければいけない子」は、100人中 10人くらい いる。

そしてステージが上がり、もう1つ上のトレセンでは「受からなければいけない子」が たくさん各地から集まっておこなわれる。さて、どうなるだろうか?

答えは、

その中から また、

誰が見てもわかる「受からなければいけない子」が

10%見つかる のだ

あれほどいた「受からなければいけない子」たちが、上のレベルでは「受かってもいい子」に変わる。レベルとは そういうものなのだと思う。

トレセンでよく聞かれる お母さんたちのこの言葉が すべてを物語っている。

市トレでは とびきり目立ってたのに、県トレのときは どこにいるんだかサッパリわかんないんだよね

(おしまい)

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