ナショナルトレセンに参加して。得るものはサッカースキルでは無く…

ナショナルトレセンに参加して。得るものはサッカースキルでは無く…の画像

以前 「少年サッカーのトレセン選考基準、『大人の事情で…』は本当か?」というコラムを書いた。

アクセス解析を確認して驚いたのだけれど、このコラムは 結構読んでいただいたようなのだ。

「サッカーのトレセン制度」は ややブラックボックス感があるので、みんな関心があるのだろう。

そのアクセス解析を眺めていたドリルおじさんは、検索ワードのある特徴に気がついた。今回は それについて少し書こうと思う。

「ナショナルトレセン」

「ナショトレ」

「u-12」

どうやら、みなさんは このキーワードが とても気になるらしい。

考えてみれば うなずける。市トレセンや県トレセンなどは 母数が多いのだから、情報が入りやすい。

けれども ナショナルトレセンの後半ともなれば、各県で2~3人ということに。1年に(1学年ごとに)全国で100人~200人、情報が入りにくいわけなのだ。

一応、小次郎の送迎でナショナルトレセンの雰囲気はわかっているつもりのドリルおじさんなので、少しはお役に立てる情報を出せるかもしれない。

スポンサーリンク

【目次】

  1. 都道府県トレセンとナショナルトレセンの違い
  2. 素晴らしいトレーニング経験は積めるのか?
  3. ナショナルトレセンで得たものは?
ドリルおじさんは ナショナルトレセンスタッフでもないし、知人がいるわけでもない。あくまで 個人的に観た印象であることを 先にお断りしておく。
◇ナショナルトレセンに参加して。得るものはサッカースキルでは無く…◇

1.都道府県トレセンとナショナルトレセンの違い

都道府県トレセンのうち 何パーセントがナショナルトレセンに選ばれるか? などのデータは、公式サイトで確認するのが間違いないので、ここでは書かない。

せっかくだから、ドリルおじさんが印象に残った「都道府県トレセン と ナショナルトレセン」の違いを書いてみよう。

【ドリルおじさんが印象に残った違い】

  1. スタッフが違う、ちょっとお偉いさんムード?
  2. グラウンドが違う、キレイな芝やねー
  3. 選手も ちょっと違う、数人はスゴイのがいる
  4. 自己利用の動画撮影も させてくれない!?

1.スタッフが違う、ちょっとお偉いさんムード?

まぁ個人的な感想ということで・・笑

都道府県トレセンのスタッフも帯同しているのだけれど、ナショナルトレセンのスタッフのほうが先生という感じ。

「子供ら」と一緒に「都道府県トレセン スタッフ」の指導 も兼ねている印象を受けた。着ているジャージが違うし(ナショナルチーム的)。

2.グラウンドが違う、キレイな芝やねー

これは その都道府県によるかもしれない。小次郎の県トレセン会場は土だったり、人工芝ってこともあった。

ナショナルトレセン会場は、それはもう しっかり整備されて コンディションはカンペキ。青々とした天然芝が、3面~4面 当たりまえ!

3.選手も ちょっと違う、数人はスゴイのがいる

コレは興味ある人が多いだろう。たしかに、2~3人ハッキリ目立つのがいる。

たとえば、九州地方の最終20人とかになると各県2~3人。その20人中 2人くらいは、やっぱりスゴイのだ。

ちなみに 小次郎は九州ではないけれど、ドリルおじさんが いいなぁと思って観ていた1人は、その後、日本代表メンバー(20人くらい?)に選ばれていた。

ただし、

オーバーに取らないでほしい。叱られるかもしれないけど、ドリルおじさんが観た感じでは、個人個人に まったく追いつかないほどの差はない。

たとえるなら 一年先を走っている印象。もちろん 一年間の差は小さくないけれど、前向きに捉(とら)えると その程度の差でしかない。

成長期の一年は大きく変わる。一年前にナショトレだった子も サッカーの情熱が消えればタダの人。逆も然りで、情熱を持ち続ければ 一年間で大きく成長できる!

4.自己利用の動画撮影も させてくれない!?

どういう理由か知らないけれど、トレーニング時間内は すべて撮影禁止。

都道府県トレセン会場では このようなルールがなかったので、遠方から応援に集まった親たちは 相当 不満げだった。

カバンのなかにビデオカメラを隠し、こっそり撮ってる人 チラホラ。。(^^

ドリルおじさんの印象は 上のようなものだけど、「都道府県トレセン」と「ナショナルトレセン」の違いを 総合的に一言でまとめると、

子ども達が サッカーに取り組むための環境は 格段に良くなる

スポンサーリンク

◇ナショナルトレセンに参加して。得るものはサッカースキルでは無く…◇

2.素晴らしいトレーニング経験を 積めるのか?

さて、ナショナルトレセンに参加したことのない親子にとって、もっとも気になる点は コレではないだろうか。

ナショナルトレセンに参加すると

素晴らしいトレーニング経験を積めるのか?

これは 実際に小次郎のチームメイトの親御さんから尋ねられたもの。

「都道府県トレセン」と「ナショナルトレセン」の違いでも触れたとおり、スタッフも日本サッカー協会?から直接派遣されたような人たちだ。高度な教育を受けられると期待するのも自然な流れ。

ドリルおじさんの見解は、

素晴らしいトレーニング経験は 積めない

派遣されたスタッフが悪いとは思わない。選手とのやり取りを聞いていても、ドリルおじさんは むしろ好印象を受けた。現場レベルでは良い教育と感じた。

では 何が問題だというのか?

【素晴らしいトレーニング経験】

 が積めない理由

  1. トレーニング時間は 実質半分しか取らない(取れない)
  2. 年間10日程度のカリキュラムでは そもそも時間不足

1.トレーニング時間は 実質半分しか取らない(取れない)

悪いことではないけれど、日程の半分の時間は 紅白戦なのだ。

トレーニングには 残り半分しか あてられない。朝から晩まで 技術的なトレーニングでは、小学生は飽きてしまうから当然。

2.年間10日程度のカリキュラムでは そもそも時間不足

平均すれば、36日に1回しか トレーニングできない計算。

まったく もって、身につくはずがない(やらないよりは いいけどね… ^^ )。だから ナショナルトレセンは「選手のトレーニング」が一番の目的ではないハズなのだ。

ナショナルトレセン(都道府県トレセンも だいたい同じ)に参加したからといって、素晴らしいトレーニング経験を積むだけの 時間的余裕はない。

確証は持てないけれど、ドリルおじさんは 次の2つが本当の狙いだと感じた。

  1. 都道府県トレセンスタッフに トレーニング法を伝達し、各県トレで対応
  2. 次ステージメンバー(日本代表候補)の選抜

だから、ナショナルトレセンに一度も参加してないから不利だとか 手遅れだとか、まったく気にしなくていい。ぜひ情熱をもって日々の練習に取り組もう。

ナショナルトレセンに参加することで、

サッカースキルが

アップすることはない

◇ナショナルトレセンに参加して。得るものはサッカースキルでは無く…◇

3.ナショナルトレセンで 得たものは?

ココまでの話を 選手個人の立場で考えてみると どうだろう。

「ナショナルトレセンに参加する意味は、次ステージメンバー(日本代表候補)の選抜に残るため!」となる。

少なくとも 選手本人はそう思っている。参加選手が素晴らしいトレーニングを受けたい!などとは 考えてない、個人戦を戦いにきてるのだ。

200人中 20人に絞られる戦い

200人中 20人と聞くと「もう一息!」と ワクワクするだろうか。それとも「大半が落とされちゃうんだぁ」と 可哀想な気持ちになるだろうか。

選手個人がナショナルトレセンに参加する意味は、次ステージメンバー(日本代表候補)の選抜に残るため!なので、自分の力を発揮して頑張る。

そして、ここで落ちる

全国200人に残ったうちの180人が ここで落ちるわけで、割合にすると9割。人間の感情を無視していえば 次のようになる。

ナショナルトレセン

(市・県トレ含む)とは、

落とされるために参加している

「個人発表会」

20人以外 みんな落ちるのだ。もっと言えば、選ばれた20人も安泰ではない。

u13、u14、u15、u16と戦いは続くし、いずれは同学年だけの戦いでは済まされなくなる。どこかで落ちる。

さて、

「ナショナルトレセンに参加して、得たものは なんだろうか?」

“そもそも県・市トレセンに参加する(させる)必要は あるのだろうか?”と懐疑的な雰囲気が漂ってくるけれど、ドリルおじさんの見解は次のとおり。

情熱を持ち続けるための「刺激」の画像

ナショナルトレセンで 得たものが1つ

情熱を持ち続けるための「刺激」

全国の99%以上の子が落ちる この「サッカートレセン制度」だけど、参加すると子どもたちに真っ直ぐ届くことがある。それが「自分より上手いヤツがいる!」という刺激なのだ。

「チームの中で オレが一番上手い」「〇〇県で一番だ!」と驕(おご)った時点で成長は止まる。

だから、ナショナルトレセンで 自分より上手い子に出会ってこなければならない。トレセンとは「刺激」をもらいに行く場所でしかないのだ。

最後に、

小次郎が ナショナルトレセン終了後の 車中で言った言葉。

〇〇県の 〇くん、すげー うまかった!

(おしまい)

スポンサーリンク

よく読まれている関連コラムです!

ガレドリ!の課題を全クリアして、将来は日本代表になろう!

→ ガレドリ!しよう