「リフティング技」を練習してもサッカーは上手くならない?

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サッカーで「個人技が上手くなりたい!」と考えるとき、誰もが想像するのは 次の2つだろう。

リフティング ドリブル技(抜き技)

ドリルおじさんが 今回 取り上げたいのは「リフティング」のほう。

  • リフティングしても サッカーは うまくならないよ
  • プロでも10回しかできない人がいるんだから 大丈夫!
  • いくら何でも 100回できなきゃ 話にならない
  • 首の後ろにボールを乗せたからって 何なの?
  • 回数よりも カラダの色々な箇所で できる必要がある

などなど、リフティングに関しては じつに意見が分かれる。

ドリルおじさんは、この「リフティング問題」に振り回されている人達が、かなりの数いるだろうと考えた。

そこで、このコラムでは「リフティング」と「サッカーが上手くなる」の関係について 書いてみよう。

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【目次】

  • 「リフティングが上手い」
     の定義は 人それぞれ
  • 「回数」
     を優先するリフティング
  • 「技」
     を優先するリフティング
  • 「サッカー」
     を優先するリフティング
  • 「例外」と「過去」に注意
◇「リフティング技」を練習してもサッカーは上手くならない?◇

「リフティングが上手い」の定義は 人それぞれ

ドリルおじさんは、そもそも サッカーにおける「リフティングが上手い」の定義が人それぞれなことが、混乱のもとだと考えている。

「リフティングが上手くても サッカーは あまり…」の『リフティングが上手い』が 人によって違うのだから、話が噛(か)み合うはずもない。

【リフティングが上手い】の定義

  1. 「回数」を優先
  2. 「技」を優先
  3. 「サッカー」を優先

大きく分類すると この3つだろう。

サッカーに詳しい人なら 上のリストをみれば もう話が終わっていて、続きを読む必要がないと感じるかもしれない。

それでは、「サッカーが上手くなる」との関係 を1つずつ みていこう。

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◇「リフティング技」を練習してもサッカーは上手くならない?◇

1.回数を優先するリフティング

「100回 できた」「1000回 できた」

「3000回 できた!」

数十年前のドリルおじさんの時代と比べると、近年のリフティング回数は 桁が1つ違うほど伸びた。いまや小学4年生くらいで 2000回 3000回は珍しくない。

たしかに、3000回は スゴイのだけれど。。

それは「頭なのか?」「太ももだけなのか?」「インサイドなのか?」、それとも「どこを使ってもいい条件なのか?」で、評価が大きく違うのだ。

もちろん、

「サッカーが上手くなる」に 関係があるかどうか の評価ね。

例えば、太ももで1000回できたとしても インステップキックで30回しかできないのであれば、それ自体で「サッカーが上手い」とは いえない。

ドリルおじさんの経験上、リフティングの回数だけに こだわるのであれば「インステップちょんちょんの左右交互」が一番 簡単。

交互にトントンと突いていれば いいだけだからね ^^)

けれども 57級でも触れているとおり、両足のちょんちょんリフティングは、実戦では あまり活用できない。

さらに、今後のサッカー界において「どこでもいいから 1000回 2000回リフティングができる」のは、もう普通のことだろう。

つまり、相対的(周りと比較して)に 上手いとも いえないのだ。仮に 1万回であっても大差はない。1万回でも大差がない理由も参考にしてほしい。

よって、

「回数」

 を優先するリフティングは、

「サッカーが上手くなる」ことと

 直接関係がない

 とドリルおじさんは思う。

◇「リフティング技」を練習してもサッカーは上手くならない?◇

2.技を優先するリフティング

正確な技名は知らないけど、「足をボールの上で回す技」や「蹴り上げたボールを首の後ろに止める技」などが ここでいう「リフティング技」だ。

※追記:

「足をボールの上で回す技」は、アラウンド・ザ・ワールド という名前らしい。リフティング技の一例として撮影してみた。

「アラウンドザワールド(回転付き) 」

「アラウンドザワールド(無回転)」

上の映像のようなリフティングの 組み合わせ技を「やべっちFC 〇〇の宿題」などで よく見かけたことだろう。

「リフティング技」は、披露すると みんなの受けがイイ。わかりやすく喜んでくれる、ビックリしてくれる。誰だって自分のことで注目されたら うれしい。

だから「次は あの技を覚えて 驚かせてやろう!」とドンドン練習する。

やべっちの影響もあって、日本人の「リフティング技」レベルは 世界的にみても相当高い、とドリルおじさんは思う。

たしかに、空中での早業は カッコイイのだけれど。。

実際のサッカーでは「首の後ろにボールを乗せる」場面は訪れない。「足をボールの上で回す」必要もない。試合で それらのスキルを活かすチャンスがない。

つまり、

「リフティング技」を練習しても、実戦のサッカーには さほど効果がない。

小・中学生の子には、例えが古くて わかりにくいかもしれないけど(お父さんに聞いてほしい)、これは「プロレス」と「総合格闘技」の関係に似ている。

魅せるための「プロレス」では ブレーンバスターが必要だけど、「総合格闘技」では プレーンバスターを出してるヒマはない。

いや ブレーンバスターを習得しなくても、本番に強ければ それでいい (^^

真剣勝負で 使える技か どうか

よって、

「技」

 を優先するリフティングは、

「サッカーが上手くなる」ことと

 直接関係がない

 とドリルおじさんは思う。

だから ガレドリ! 103級~名人には「リフティング技」を含めてないのだ。

このコラムのタイトル「リフティング技」を練習しても サッカーは上手くならない?に ドリルおじさんが答えるならば、「YES」だ。

ただし、

ドリルおじさんは「リフティング技」を 全否定しているわけじゃない (^^

実際に みんな驚いてくれるし、リフティング技ができると 自分でもスカッとする。そういうドリルおじさんも、遊びとして リフティング技を楽しんでいたのだ。

「観ている人」「やっている本人」双方とも 楽しいリフティング技。それは それとして、存分に楽しめばいいと思う。

また、リフティング技ができることは「サッカーボールを 自由自在に操ることができる」証明ともいえる。実戦のサッカーが上手くなることとは 直接関係ないだけ。

さて、

タイトル「リフティング技」を練習しても サッカーは上手くならない?の「答え」を得て 満足した人も、

ぜひ 次の「サッカー」を優先するリフティングを読んでほしい。ドリルおじさんがオススメするリフティング練習法を書いたから。

◇「リフティング技」を練習してもサッカーは上手くならない?◇

3.サッカーを優先するリフティング

「サッカーに必要なスキルを リフティング練習する」のが ドリルおじさん流。イメージしにくいだろうから 例をあげる。

  • キーパーから蹴られた高いボールを 胸トラップする
  • 斜め後ろからのクロスボールを 太ももでトラップする
  • クロスを インサイドキックでダイレクトシュートする

上の状況で ミスするかしないかで、試合が決まってしまう場合もある。

一選手として ここでミスしたのでは、チャンスを逃す。だから 1つ目の「キーパーから蹴られた高いボールを 胸トラップする」であれば、

100発100中で 胸トラップを決めなければ ならない

そのために まずは、①1人で 高く上げたボールを胸トラップ練習する。

慣れてきたら、②10mほど離れた人に ボールを投げて(蹴って)もらい、何度も胸トラップの練習をする。

そして 仕上げとして、③キーパーに直接蹴ってもらい、胸で正確にトラップできるか 最終チェックする。

①が 1人でする胸のリフティング練習で、②が 2人でする胸のリフティング練習にあたる。そして、③が サッカーの実戦なのだ。

このリフティング練習法で ポイントになるのは②。

みんながリフティングというとき、1人でボールを蹴り上げることを指すだろうけど、それだと まだ足りない。

サッカーの試合中に、ポンポンとボールを蹴り上げる状況は あまりない。

サッカーの実戦では 大半が、

横方向からのボール

リフティングする技術で 成り立っている!

縦方向のリフティングだけでは、サッカーは上手くならない(実戦で使えない)。

だから、あらゆる状況に合わせたリフティングを 横方向から投げて(蹴って)もらう。ガレドリ! のリフティングメニュートス付きなのは そのため。

「サッカー」を優先するリフティングは、『サッカーの実戦で 必要なスキルだけを リフティング』練習する。

よって、

「サッカー」

 を優先するリフティングは、

「サッカーが上手くなる」ことと

 直接関係がある

 とドリルおじさんは思う。

◇「リフティング技」を練習してもサッカーは上手くならない?◇

「例外」と「過去」に注意

最後に「例外」「過去」について。

たまに聞こえてくるのが、

「日本代表の〇〇は リフティング100回 できないんだってよ。だから リフティングなんか必要ないよ」「リフティングが できなくても プロになれるって!」などの「例外」探し。

プロ選手のなかで「リフティングできない人」を 何人か探し出して、仲間意識を作ったところで なんにもならない!

そのほか 99%のプロ選手は、プロサッカーに必要なリフティング技術を 当たりまえに習得している。

サッカースキルの習得から 逃げないでほしい。サッカーが上手い人は、やはり リフティングも上手いことが 大多数なのだから。

もう1つ、

「昔は リフティングできない代表選手が 各国に いたんだよ」などの「過去」探し。30年前のサッカーを引っ張り出して議論しても なんにもならない!

現在のサッカーは、その当時からスゴイ進化している。

現在でさえ、だよ (^^

小・中学生のみんなが 大人として プレーする10年後には、さらに進化してるハズ。10年後の標準に合わせて練習してないと、まったく通用しないだろう。

ひょっとすると、

30年後の小・中学生は 次のように話してるかもしれないよ。

昔 いたさぁ、マラドーナとかメッシって ヘタだな

(おしまい)

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