なぜ、勝てない競り合いでもヘディングしなければいけないか?

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ガレドリ!32級 へようこそ!

ガレドリ!32級は、ヘディングで相手選手と競る狙い(理由)を考える。それを正しく理解することで「競る係」「拾う係」の意味もわかる。

ここでは一般的なサッカースタイルをあつかう(あえて競らない,などには触れない)ので、基本形として覚えてほしい。

小学生には難しい内容かもしれないけど、知識として取り込んでおくことで ゲーム中の動き方も違ってくるはず。

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◇なぜ、勝てない競り合いでもヘディングしなければいけないか?◇

狙いのわからない競り合いはしたくない!

一般的に、サッカーでは高いボールが飛んでくると なんとなくヘディングで競ることになっているけど、競る本当の狙いは なんだろうか?

ぜひ 監督やコーチに聞いてみてほしいのだけれど、ドリルおじさんは これまでに納得のいく答えを聞いたことがなかった。

現在でも あまり明快が答えを聞かないから、世間の印象どおり「なんとなく」と表現したのだ。

言いすぎかもしれないけれど、「できることなら ヘディングしたくない」と考えているサッカー選手は多い。

だからせめて、根性論ではなく ヘディングで競る納得のいく狙い(理由)がほしいものなのだ。

よく聞こえてくる

【ヘディングで競る狙い(理由)】

  1. とにかく相手に競り勝つことが大事! (根性論系)
  2. 相手に競り勝って マイボールにしよう! (もっともらしい系)

1つ目の(根性論系)は 精神面の強化にはなるとしても、やはり納得のいく狙い(理由)とは いえない。

タチの悪いのが 2つ目の(もっともらしい系)で、一見して正しく感じられるのに、、現実的ではないのだ。選手は経験からウスウス気づいている。

一生懸命 競っても、、思ってるほど、

マイボールにならないじゃん!!

思いのほか マイボールにならないことを知っているから、ズル賢い子などは 競り合ったフリをしたり、ワザと競り負けたりするのだ。

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◇なぜ、勝てない競り合いでもヘディングしなければいけないか?◇

ヘディングで競る本当の狙いは「引き分け」

上のサブタイトルは ドリルおじさんの経験則に基づいているので、もしかすると、ほかでは聞いたことのないフレーズかもしれない。

本当の狙いは「引き分け」

じつは、サッカーを外から観てみると「引き分け」の意味がわかる。

選手たちは競り勝つために一生懸命カラダを張ってヘディングしているけど、実際のところは 勝ったり負けたりを繰り返している。相手だって必死なのだから 当然だ。

たしかに、極端にヘディングの強いセンターバックもいるものの、試合中そこだけに高いボールが上がるわけじゃない。

各ポジションごとに 冒頭の写真のような競り合いが発生する。それをチーム全体で観てみると、まあ だいたい引き分けになるのだ。

そして、これは選手個人にも当てはめることができる。競り合う2人に 技術や体格差がない場合、ヘディングの強さなど大差ない。

だから、

はじめから「引き分け」を狙って競り合う

これはドリルおじさんが実際に おこなっていた方法(#^.^#) 。

そして「引き分け」を狙うヘディングを採用してから、ドリルおじさんは格段にヘディングで負けなくなった (勝ってはいないけどね…)。逆転の発想といえるだろう。

「そんな消極的な…」という意見もあるだろうけど、間違えないでほしい。ヘディングが強い選手は そのヘディング力で当然、競り勝つことを目指すべき。

32級で取りあげているのは、もともとヘディングを得意としていない選手や、あきらかに勝てそうもない相手との 競り合いについての対応策なのだから。

サッカーが無差別級(体重・身長などに制限のない)スポーツである以上、ヘディングに強い弱いがあるのは しょうがない。メッシが ヘディングの競り合いに強くないことは誰でも わかること。

それを、あえて鍛える必要はなく「引き分けに持ち込む」弱者の戦略で十分だと、ドリルおじさんは考えているのだ。

では 逆に、

どうせ勝てないからと開き直って、まったく競らなかったら どうだろうか?

もちろん、

まったく競らないのは 大きく減点

◇なぜ、勝てない競り合いでもヘディングしなければいけないか?◇

競らないのは「ボールをプレゼントした」と同じ

競り合わずに相手が単独でヘディングできるとしたら、かなりの確率で相手のボールキープにつながるだろう。

小・中学生にはピンとこないかもしれないけど、ある一定の技術をもった選手たちは、ノープレッシャーなら正確にヘディングでパスをつないでしまう。もしくは 胸でトラップしてしまう。

空中に高く上がったボールは、その時点では どちらのボールでもない。「ルーズボール(こぼれ球)」の状態だ。

その「ルーズボール」を みすみす「相手ボール」にしたのでは、ゲームが不利になるに決まっている。

ルーズボールを みすみす、相手ボールにするのだけは 避けなければいけない!

だから「引き分けに持ち込む」弱者の戦略で、最低限 対応するしかないのだ。

◇なぜ、勝てない競り合いでもヘディングしなければいけないか?◇

「ルーズボール」を「ルーズボール」のままにする

ヘディングの競り合いにおいて「引き分けに持ち込む」とは、具体的にどういうことだろうか?

空中にある「ルーズボール」を「相手ボール」にしないこと、つまり、最低限「ルーズボール」に持ち込めれば 引き分けなのだ。

さて、

相手に競り勝って「マイボール」は難しくても、「ルーズボール」に持ち込むのは 意外とできる気がしないだろうか?

サッカー経験のある人なら 感覚でわかるだろうけど、これは 本当にできる!

競り勝とうとすると、体勢にムリが出て かえって負けてしまうもの。しかし、はじめから「ルーズボール」狙いだとムリする必要がない。なによりケガしにくいのだ。

ちなみに、本当にヘディングで競り勝たなければならないのは、ヘディングシュートを武器にしているセンターフォーワードと、それを阻止するセンターバックだけ。

それ以外は みんな「引き分け」狙いでいいとドリルおじさんは思う。

タイトル「なぜ、勝てない競り合いでもヘディングしなければいけないか?」の答えを下にまとめた。納得のいく狙い(理由)になっているだろうか?

みすみす「相手ボール」にしては チームが不利になる

だから、

最低限 ルーズボール(引き分け)狙いで

競り合わなければならない

32級自体の解説はこれで終わりだけど、ドリルおじさんは この続きの、実戦での話がとても有効だと考えている。

そして、これを理解すると試合で意識的に活用できるので紹介しよう。興味のない人は「32級」サッカー練習ドリルにスキップして かまわない。

◇なぜ、勝てない競り合いでもヘディングしなければいけないか?◇

ルーズボールを「拾う係」に 勝負はかかっている

勘のいい人は サブタイトルを読んで気づいたことだろう。

ヘティングの競り合いは「ルーズボール」に持ち込むこと自体、比較的難しくないとココまでに書いてきた。

では、もしチームが「競る係」と「拾う係」をセットで考えられるようになったら どうなるだろうか?

この係は固定ではない。各ポジションごとに、競る人は とにかく「ルーズボール」にすることを狙う。そして、その周りにいる誰かが「拾う係」になるのだ。

そんなの みんなやってるよ!

と言うかもしれないけど、前提条件が違うのだ。

よく見かけるのは「背の高いトップにボールを上げて、そのトップの選手は横にヘディングで流す、それを味方が拾う」というもの。

このパターンは、背の高いトップの選手が『 競り勝つことを前提にしている 』連携なのだ。だから「拾う係」は、競り勝ったときにくるはずの所定の場所でボールを待ってしまう。

それは所定の動きなので、じつは 相手ディフェンス陣も計算に入れていて想定内のプレーなのだ。

さらに 上でも書いたとおり、思っているほど所定の場所にボールはこない・・笑。そもそも、期待どおりには競り勝てないものなのだから。

それなのに「拾う係」は いつもの練習どおり、所定のくるべき場所へと走ってしまう。。

反対から考えよう!

「ルーズボール」を狙って競る場合、およそ半径5mくらいの円のなかにボールは落ちる(こぼれる)。

そして、ボールはどのようにどこへ落ちるかわからない。だからこそ ルーズボール(こぼれ球)なのだ。

けれども「競る係」と「拾う係」が連携して そのことを知っていれば、「拾う係」の動き方は変わるのだ。

半径5mぐらいの円の中にボールは落ちるの画像

どうせ どこへ落ちるかわからないのだから、「拾う係」は、「競る係」が競る瞬間に なんとなく(理由なく) 左側の半円に突っ込んでみる。

円を見るとわかるとおり、左側に落ちる確率は50%もある!

半分の確率で落ちてくるのだ。そして 相手ディフェンス陣は、「拾う係」にマンツーマンでついていないかぎり 対応のしようがない(想定外の突っ込みだからね)。

この考え方を、最終ラインの「センターバック」と「トップ」の競り合いに置き換えてみると、どれだけ刺激的か わかるだろうか?

もし突っ込んだ「拾う係」の前に ボールがポトリと落ちれば、いきなり抜け出してキーパーと1対1なのだ。5回に1回でもハマれば1点モノ

「拾う係」の注意点は1つだけ

競ったあとのボールの行方を

確認してから動くのでは遅い!

競り合う瞬間に 半径5mの円に突っ込む!!

偶然を演出して(ルーズボール状態を作り)、そのなかでチャンスを作る。この方法は、相手ゴールに近ければ近いほどチャンスが増える(ただし、ゴールに近すぎる相手キーパーの守備範囲内はそうともいえない)。

ココまでの話は ヘディングの競り合いで偶然を演出しているけれど、じつは、普段から この動き方をしてるプレーヤーが存在する。

それが「ごっつぁんゴール」を量産するタイプのストライカーたち。彼らは、ゴール前でルーズボールが発生することを知っている。

だから、そのあたりにカラダごと突っ込んでいくのだ。そして 目の前にルーズボールがポトリと落ちる、「あっどうも、ゴール!」となる・・笑。

彼らは、常に偶然のなかのチャンスを意識しているからこそ、たまたま相手にぶつかって戻ってきたボールやイレギュラーしたボールに足が反応するのだ。

拾う係 の動き方が 勝負を決める!

◇なぜ、勝てない競り合いでもヘディングしなければいけないか?◇

「32級」サッカー練習ドリル

このドリルでは、ヘディングでの競り合いの「狙い」を確認した。そのうえで、ルーズボールにする(引き分けに持ち込む) 競り合い方を習得しよう。

「32級」練習方法

さて「ルーズボール」に持ち込む競り合い方だけど、実際のところ教えにくい。

というか 相手とのカケヒキなので、カラダで覚える部類のスキルなのだ。なので、どのような意識で臨めばいいかを書き出してみよう。

【ルーズボール(引き分け)に持ち込む】

 競り合いの意識

  1. 相手ヘディングのミートポイントをハズすことに集中する
  2. ボールを自分の頭に 必ず当てる必要はない (肩でも背中でもOK)
  3. 競り勝つ必要がないので 相手の動きに合わせる (後から動く)

あえて 具体的なポイントをあげれば、1つ目をとくに意識して 相手の肩に自分の肩を当てていくイメージ。肩同士の押し合いは基本的に反則をとられない。

重要な注意点を1つ。

ドリルおじさんが実際におこなっていたので わかるのだけど、ルーズボール(引き分け)に持ち込む競り合いでは、反則をする必要は まったくない。

競り合いでよく出る反則パターン「手をつかむ」「ユニフォームをつかむ」「相手のジャンプ後に下半身を横に押す」「ひじを相手の肩に押し付ける」など。

これらは まったく必要としない。

フェアプレーで「引き分け」に持ち込もう!

32級ドリルでは「なぜ、ヘディングで競り合うしかないのか」を理解する。

また「引き分け」に持ち込めれば十分だと知ったなら、みるみる気分が楽になるのを実感できるはず。

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