サッカーを教えないサッカークラブに月謝を払う親がいるのか?

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毎年1~3月になると「春から どこのサッカーチームに所属する?」という話題で もちきりになる。

それが 少し滑稽(こっけい)に映るのは、「子どもたちの…」ではなく「親たちの最大の関心事」だからだ。

あっち行ったり こっち行ったり 移籍を繰り返している子もいるのだけれど、やはり 隣の芝生は青くみえるのだろう。

そうして 移籍問題も次第に落ち着き、数ヶ月ほど経ったあたりから、いよいよ 恒例行事が各チームで始まる。。(#^.^#)

  • 監督の教え方どう思う?
  • ミニゲームばかりで 全然上手くなってないよね?
  • あの指導じゃ、子どもたちが かわいそうだよ!
  • 月謝払っても 何も教えないじゃないか!
  • お金払ってるんだから、ちゃんとしてよ!

もちろん、親たちの声である。

ドリルおじさんは この光景を何年も見てきて、どちらにとっても不健全だなぁと思っていた。

チームも 親も 子どもたちのことを思って 頑張っている。けれども、毎年決まって その子どもたちの指導方針で対立が始まるのだ。

チームと親たちで話し合えば 解決するかどうかも未知数。とにかく見ていて感じるのは「求めてるものが違う」「方向性が違う」という点。

だから これは永遠に続く恒例行事なのかもしれないけど、ドリルおじさんなりに 親の視点から解決策を考えてみた。

なお チーム監督と話し合ったわけではないので、あくまで「親の視点から」の個人的な意見である。

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◇サッカーを教えないサッカークラブに月謝を払う親がいるのか?◇

1.サッカーを教えないクラブとは?

サッカーを教えないクラブというのは 次の2つが考えられるだろう。

  • 監督・コーチがボランティアお父さんで、本当に教え方がわからない
  • 監督・コーチは教えることができるが ワザと教えない

お父さんコーチのため、教えられないクラブ

ボランティアお父さんコーチというのは、サッカー経験があまりなくても、子ども(のチーム)のためと思って 引き受けてしまっているケースが多い。

コーチになってから図書館などに通い、サッカーのルール本を勉強したり、審判の資格をとってみたりする。

厳しい言い方になるけれど、1~2年の座学で教えられるほど サッカーは単純ではないとドリルおじさんは思う。

むしろ 教えられなくて当然だろう。さらに、、サッカー以前に 小・中学生の集団をまとめるノウハウ自体が大変なのだから。(#^.^#)

このようなクラブチームに所属していて、

それでも

サッカーを教えてほしいのであれば、

他チームに移籍するのが妥当

だと ドリルおじさんは思う

そのお父さんコーチを責めることなど できないし、「頑張って教えてくれ!」とハッパをかけるのも 酷というもの。大人しく移籍するのがいいだろう。

監督・コーチが ワザと教えないクラブ

監督・コーチがワザと教えないのは、最近のサッカー指導では よくあること。

監督はミニゲームをぼんやり見ていたり、一緒にプレーして遊んでたりする。どうにも指導してるように見えない。

それを見ている親たちは、監督が指導を放棄しているように感じるし、やる気がないようにも映る。

月謝を払っている親は だんだんとそれに関して不満を抱えていくのだ。そして、冒頭の「お金払ってんだから、ちゃんとしてよ!」に発展していく。

しかし 冷静に考えてみてほしい

サブタイトルをもう一度書くけれど 「監督・コーチが ワザと教えないクラブ」は、ワザと教えないという指導法なのだ。

監督・コーチに それを一度確認してみて、間違いなく「ワザと教えていません」という答えが返ってきたら、それはもう レッキとした指導なので 親がいくら言っても変わらない。

むしろ、数人の親に言われたくらいで 指導法を変えるほうが信用できないということになる。

このようなクラブチームに所属していて、

それでも

サッカーを教えてほしいのであれば、

他チームに移籍するのが妥当

だと ドリルおじさんは思う

その監督に「教えてくれ!」とお願いしても 聞く耳を持たないし、いくら陰で文句を言ったところで どちらのためにもならない。

それぞれが持っている教育方針というのは、そうそう 簡単に変えられるものではないだろう。

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◇サッカーを教えないサッカークラブに月謝を払う親がいるのか?◇

2.サッカーを教えるクラブとは?

サッカーを教えるクラブは、大きく2つのパターンが見受けられる。

もちろん これらを複合的におこなっているところや、これ以外の指導法もあるだろうけど、わかりやすく2パターンとした。

  • サッカーの全体戦術を カラダで覚えさせる
  • サッカーの個人技(主にドリブル)を 徹底的に磨く

サッカーの全体戦術を カラダで覚えさせるクラブ

この指導法は オーソドックなスタイルといえるだろう。

昔ながらの指導法なので、全体サッカーの教育を受けている感じは ちゃんとするだろう。試合にも勝とうと頑張っている場合が多い。

選手間の連携も「型」でしっかり教えることが多いので、習得した選手同士の連携プレーは ナカナカのもの。

サッカー戦術をカラダで覚えているので、

一般的なサッカーらしくなる のが特徴

さて、

これで一件落着のようだけど、話はそれほど簡単じゃない。どんな指導法にも「良さと悪さ」があるもの。この指導法には 次のような親の不満が出てくる。

【全体戦術をカラダで覚えさせるクラブ】
 に対する親の不満
  • 子どもたちが 楽しそうじゃない
  • 子どものやりたいサッカーが やらせてもらえない
  • サッカーが 型にハマりすぎ
  • プレーに創造性がない
  • やったことのないプレーには まったく対応できない
  • 個人技が ぜんぜん身につかない

特長を出すことで、それ以外が弱点に見える。そして それが不満になる。

このようなクラブチームに所属していて、

それでも

個人技(主にドリブル)サッカーを 教えてほしいのであれば、

個人技を徹底的に磨くチームに移籍するしかない

と ドリルおじさんは思う

サッカーの個人技(主にドリブル)を 徹底的に磨くクラブ

この指導法は、比較的 最近のスタイルといえるだろう。

このようなクラブチームは、基本的に「強い個人」の育成を 最優先しているケースが目立つ。

個人技サッカーの教育を受けている感じは ちゃんとするだろう。個人が育つのであれば、試合に勝たなくていいと思っている場合もある。

大人でもビックリするようなドリブルで どんどん相手をかわしていく。

まさに、この指導法じゃなければ こんなプレースタイルには育たないだろう と思えるような奇抜なプレーが多い。

試合では、個人のドリブル発表会を観てる

ような印象を受けるのが特徴

さて しかし・・笑、

最近のスタイルである この指導法にも、違和感を覚える親が やはりいる。

【個人技を徹底的に磨くクラブ】
 に対する親の不満
  • 個人個人が 好き勝手やってばかりで 試合に勝てない
  • パスの出し方も 教えてもらってない
  • センターバックなのに ドリブルしちゃうし…
  • 目の前の相手選手ばかりみて 遠くを見られない
  • 連携プレーが できない
  • 必要ないときでも ドリブルしてしまう

個人技に集中すればするほど、全体は見えなくなる。それが不満になる。

このようなクラブチームに所属していて、

それでも

全体戦術サッカーを教えてほしいのであれば、

全体戦術を教えるチームに移籍するしかない

とドリルおじさんは思う

それなら、個人技と全体戦術の ちょうど中間のクラブは?

話の流れからして、この組み合わせが いいことになる。

もっと言えば、2つじゃなく 3つ4つの複合指導ができれば 解決じゃないか、と思われることだろう。

もちろん、サッカーの教育を受けている感じは ちゃんとするハズ。試合も そこそこ勝とうと思って取り組んでいる。

大人がビックリするようなプレーも 出づらいけれど、個人技・全体戦術を まんべんなく取り入れた ベーシックなサッカーを観ることができるだろう。

試合では 良くも悪くも

サッカーらしいサッカーを観られる のが特徴

さて、

色々なスタイルを取り入れ 総合的に感じられる このクラブは、理想型ではないだろうか。さすがに 親の不満は出ないのではないか。しかし残念ながら、

不満は やはり出る。。

【複数スタイルを取り入れた総合的クラブ】
 に対する親の不満
  • チームに個性がない
  • 監督の指示ばかり 気にしている
  • とっさの判断力が弱い
  • 試合に勝ち切る たくましさがない
  • 自分たちで プレーを考えられない

総合的に指導したはずなのに、選手本人の判断や個性が消されている、という不満が出てくるのだ。

これは どういうことだろうか? それでは解決法がないではないか。あとはもう、選手に任すしか方法がない。

このようなクラブチームに所属していて、

それでも

選手の自主性を重んじたサッカーを教えてほしいのであれば、

監督・コーチが ワザと教えないクラブに

移籍するしかない

と ドリルおじさんは思う

◇サッカーを教えないサッカークラブに月謝を払う親がいるのか?◇

3.教えないクラブに 月謝を払う必要があるのか?

さて、ココまでの話を どのように受け止めるだろうか。

整理すると「サッカーを教えない」「サッカーを教える」どちらのクラブも必要とされている といえるだろう。

どの指導法が正解なのか ハッキリしないので、各クラブが一番いい方法を それぞれ模索しているのだ。

全国のサッカークラブには、一定数 サッカーを教えないクラブというのが存在している。そして 存在し続けている。

よって、

サッカーを教えないサッカークラブに 月謝を払う親はいる!

これで一応の解説は済んだけど、、「教えないサッカークラブもあるのね~」という一般論では つまらないだろうから、もう少し踏み込んで書いてみよう。

なぜ 踏み込めるかというと、

ほかでもない このドリルおじさんが「サッカーを教えないサッカークラブ」に 何年も月謝を払い続けてきたから(^^

ドリルおじさんが 教えないクラブに月謝を払い続けたわけ

ドリルおじさんは、もともとサッカーは自分で考えてプレーするべきと考えている。試合が始まってしまえば 監督もコーチも 助けてくれないのだから。

そのあたりの考え方は、下のコラムを読んでほしい。

監督が いろいろと指示したほうが、すぐに ホドホドの結果が出やすいのは、ドリルおじさんも わかっている。また、親の支持も そのほうが得やすい。

一方、監督からの指示がないと サッカーの結果が出づらいうえに 時間もかかる。さらには、子どもは どうしていいかわからず 苦しむのだ。

それでも サッカーを教えないクラブをドリルおじさんが選んでいるのは、次のメリットがあるから。

【サッカーを教えないクラブのメリット】
  • サッカー練習の場所代と考えても 十分安い
  • 指導されないほうが おかしなクセも つかない
  • 自分の判断で動き、自分で反省するようになる
  • 自発的におこなう(しかない)ので 身につきやすい
  • 自分で達成したことは 自信がつく
  • そして、自分たちのサッカーだから楽しい

注意点を1つ、

「サッカーを教えないクラブ」に通うことで、サッカーが上手くなる保証はない。その確率が上がることもない、とドリルおじさんは感じている。

サッカーが上手くなるためには、自発的に学ばなければならない。

批判を覚悟で書くと、Jリーグ下部組織に所属したからといって サッカーは上手くならないだろう。くわしくは 本当にサッカーが上手くなる5スキルも読んでほしい。

ただし、

「サッカーを教えないクラブ」

 に通うことで、

人間として 飛躍的に成長することだけは 保証できる

2014年2月11日追記:

「それじゃ サッカーを教えないクラブって、練習で いったい何してるの?」という質問がきたので 答えると、「8割ゲーム! 残り2割はアップ その他」

(おしまい)

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